鋼球はどのようなものに用いられるのか
鋼球はスチールボールとも呼ばれており、さまざまなところで使われています。
普段鋼球のことをあまり意識していない方がほとんどだと思われますが、身近な意外なところにもスチールボールは存在しているのです。
たとえば自動車にはたくさんのスチールボールが使われています。エンジンやモーターをはじめとして、さらには等速ジョイントやトランスミッション、ワイパーといった部分にまで使われているのです。
電気自動車にはおよそ300個、ガソリン自動車の場合は500から1000個ものスチールボールが使われており、これらが回り続けることによって車は走行することが可能となっているのです。
飛行機にもスチールボールは使われています。車輪やエンジンなどには回転部分が存在しておりそこでスチールボールは機能しているのです。ジェットエンジンの内部では高温高圧下で高速回転しているため、特に質の高いスチールボールが必要とされています。
家電製品の中にもスチールボールは使われています。
多くの家電製品にはファンモーターが搭載されており、これはかなりの音が生じてしまいます。それは回転によるものなのですが、近年こういった家電の音が静かになっているのはそれだけ優れたスチールボールが使われるようになっているからなのです。